非エンジニアのAI活用体験
バージョン管理(Git)を、AIに手伝ってもらいながら非エンジニアが初めて触ってみた(GitHub Desktop編)
PR本記事はアフィリエイト広告(プロモーション)を含みます。紹介する商品・サービスの選定基準や体験談は編集部の見解に基づきます。
この記事を読むと何ができるようになるか
- GitHub Desktopという無料のツールを使って、実際に「変更を記録する(コミットする)」という操作ができるようになります
- 操作中にわからないことが出てきたときに、AIにどう質問すればよいかの具体的なコツがわかります
- 「難しそう」という不安を持たずに、最初の一歩を踏み出せます
前回の記事「Gitって何?非エンジニアが「なぜエンジニアはみんな使うのか」をAIと一緒に理解してみた」で、Gitの基本的な考え方(変更履歴を記録できる、安心して試行錯誤できる)を理解しました。この記事では、実際にGitHub Desktopという無料の画面操作(GUI)ツールを使って、初めてGitを触ってみた体験をそのまま紹介します。
⚠️ 注意: 本記事はプログラミング未経験者の体験談です。実際にツールをインストールする際は、必ず公式サイトから最新版をダウンロードし、ご自身の環境(OSのバージョンなど)に合っているか確認したうえで進めてください。
準備するもの
- GitHubのアカウント(無料で作成できます)
- GitHub Desktop(GitHubが公式に提供している、画面操作でGitを扱える無料アプリ)
- 生成AIのチャット(わからないことをすぐ質問できる状態にしておく)
黒い画面(コマンドライン)を使わなくても、GitHub Desktopのようなアプリを使えば、ボタンをクリックする感覚でGitの基本操作ができます。
実際の手順
1. GitHubのアカウントを作成する
GitHubの公式サイトにアクセスし、メールアドレスとパスワードを登録してアカウントを作成します。無料プランでも、個人で試す範囲の機能は十分に使えます。
2. GitHub Desktopをインストールする
GitHub Desktopの公式サイトから、自分のパソコンのOSに合ったインストーラーをダウンロードし、インストールします。インストール後、先ほど作成したGitHubアカウントでサインインします。
3. 新しいリポジトリ(保管庫)を作成する
GitHub Desktop上で「新しいリポジトリを作成する」という操作を行います。前回の記事で説明した「リポジトリ=プロジェクト全体を保管する専用の保管庫」を、実際に自分のパソコン上に作る操作です。名前は好きなものをつけて構いません(例: 「gitの練習」など)。
4. 適当なファイルを追加してみる
作成したリポジトリのフォルダの中に、試しにテキストファイルを1つ追加してみます。内容は何でも構いません(例: 「これはGitの練習用ファイルです」とだけ書いたメモ)。
5. 変更を「コミット」してみる
GitHub Desktopの画面に戻ると、追加したファイルが「変更」として表示されます。ここで、コミットメッセージ(「何をしたか」を一言で書く欄)に「練習用ファイルを追加」のように入力し、コミットのボタンを押します。これで、前回の記事で説明した「セーブポイントを作る」操作が完了です。
6. ファイルを変更して、もう一度コミットしてみる
先ほどのファイルの内容を少し書き換えて保存し、再びGitHub Desktopを開きます。変更箇所が表示されるので、再度コミットメッセージを入力してコミットします。これを何度か繰り返すと、変更履歴が積み重なっていく様子を実際に確認できます。
7. 変更履歴を見返してみる
GitHub Desktopの履歴(History)の画面を見ると、これまでコミットしてきた内容が、時系列で一覧表示されます。「いつ、どんなメッセージで、何を変更したか」が一目でわかる状態です。これが、前回の記事で説明した「あとから振り返れる」という利点の実感です。
💡 ポイント: 最初のうちは、コミットメッセージを難しく考えず、「何をしたか」を素直に一言で書けば十分です。「ファイル追加」「誤字修正」のようなシンプルな表現で問題ありません。
AIに質問しながら進めた実際のやり取り
操作の途中で、いくつか疑問が出てきたので、その都度AIに質問しました。
自分: GitHub Desktopで「コミット」ボタンを押す前に、必ず確認しておくべきことはありますか?
AI: 主に2点確認すると安心です。1つ目は、意図した変更だけが「変更」として表示されているか(余計なファイルが混ざっていないか)。2つ目は、コミットメッセージが「あとで見返したときに、何をしたかわかる内容」になっているかです。この2点さえ確認しておけば、初心者のうちは基本的に問題ありません。
自分: 間違えてコミットしてしまった場合、取り消せますか?
AI: GitHub Desktopには、直前のコミットを取り消す操作が用意されています。前回の記事で説明した通り、Gitは変更履歴を記録する仕組みなので、「間違えたら取り消せる」という安心感を持って操作して大丈夫です。ただし、操作に不安がある場合は、練習用の別のリポジトリで試してから、本番のプロジェクトに反映する順番がおすすめです。
このやり取りのおかげで、「間違えても取り消せる」という安心感を持ちながら操作を進められました。
わからないことが出たときのプロンプト例(3つ)
プロンプト例(エラーメッセージの意味を聞く場合):
GitHub Desktopで操作していたら、次のようなメッセージが表示されました。
これは何を意味していますか?プログラミング未経験者にもわかるように
教えてください。
表示されたメッセージ: [ここにメッセージをそのまま貼り付け]
プロンプト例(次に何をすればいいかわからないときの場合):
GitHub Desktopで、[今できている状態、例: ファイルを追加してコミットした]
ところまで進みました。
次に何をすればよいか、初心者向けに手順を教えてください。
プロンプト例(操作の意味を確認する場合):
GitHub Desktopで「プッシュ(Push)」という操作をしようとしていますが、
これは具体的に何をする操作ですか?
前回の記事で理解した「保管庫」「セーブポイント」の例えを使って
説明してください。
💡 ポイント: エラーメッセージが出たら、慌てずにそのまま全文をコピーしてAIに貼り付けるのがコツです。省略せずそのまま伝えることで、的確な回答をもらいやすくなります。
使用例: 事務代行業を営む吉田さんのケース(続き)
前回の記事でGitの考え方を理解した吉田さんが、実際にGitHub Desktopを使ってみた続きの話です。
- GitHubアカウントを作成し、GitHub Desktopをインストールしました
- 練習用のリポジトリを新しく作成し、メモ用のテキストファイルを1つ追加しました
- 「練習用ファイルを追加」というコミットメッセージで、初めてのコミットを行いました
- ファイルの内容を少し変更し、「内容を修正」というメッセージで2回目のコミットを行いました
- 履歴の画面で、2つのコミットが時系列で残っていることを確認しました
- 途中、コミットボタンの意味に不安があったため、上記のプロンプト例を使ってAIに質問し、安心して進めることができました
吉田さんいわく、「実際に手を動かしてみると、前回記事で理解した『セーブポイント』のイメージが、画面の中でそのまま再現されているのがわかって腑に落ちた」とのことでした(これは吉田さんの体感であり、当社が効果を計測した数値ではありません)。
Before/After: 実際に触ってみての変化
| 項目 | 触る前(概念だけ理解した状態) | 実際に触ってみた後 |
|---|---|---|
| コミットのイメージ | 「セーブポイントのようなもの」という言葉だけの理解 | 実際にボタンを押して履歴が残る様子を確認できた |
| 失敗への不安 | 「間違えたら取り返しがつかないのでは」という漠然とした不安 | 取り消しの操作があることを知り、安心して試せるようになった |
| 次への意欲 | 触ってみたい気持ちはあったが、きっかけがなかった | 実際に自分の手で操作できたという小さな自信ができた |
※上記は一般的に想定される変化の整理であり、当社が数値として計測したものではありません。
気をつけたいこと
- 練習は、実際の仕事のファイルではなく、まずは練習用の新しいリポジトリで行うことをおすすめします。慣れないうちに本番のファイルで試すと、思わぬ混乱につながる可能性があります。
- インストールするツールは、必ず公式サイトから入手してください。検索結果に紛らわしい非公式のサイトが表示されることもあるため、URLをよく確認しましょう。
⚠️ 注意: 本記事の手順は執筆時点でのGitHub Desktopの一般的な操作の流れを紹介したものです。実際の画面表示や手順は、バージョンアップにより変わることがあります。操作に迷ったら、公式のヘルプページやAIへの質問で最新の画面に合わせて確認してください。
よくある質問
Q. 無料で最後まで試せますか? GitHubアカウント・GitHub Desktopともに無料で利用できる範囲で、本記事の内容は十分に試せます。
Q. 間違えて操作してしまったらどうなりますか? 前回の記事で説明した通り、Gitは変更履歴を記録する仕組みのため、多くの操作は取り消しや元に戻すことができます。不安な場合は、練習用の別のリポジトリで試すことをおすすめします。
Q. 次は何をすればいいですか? 今回はファイルの変更履歴を記録する体験をしましたが、実務でデータを整理する際には「データベース」という考え方も役立ちます。次の記事「データベースって結局何?AIにテーブル設計を手伝ってもらいながら非エンジニアが理解してみた」もあわせてご覧ください。
まとめ
概念を理解したあとに実際に手を動かしてみると、「セーブポイント」「保管庫」といった例え話が、画面の中の具体的な操作として実感できるようになります。GitHub Desktopのような無料のツールを使えば、黒い画面(コマンドライン)を使わなくても、Gitの基本的な操作を体験できます。わからないことが出てきたら、その都度AIに質問しながら進めれば、大きな不安なく最初の一歩を踏み出せます。