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自分の趣味コレクション(蔵書・レコード・カード等)をデータベースで管理してみた(AIとテーブル設計)

PR本記事はアフィリエイト広告(プロモーション)を含みます。紹介する商品・サービスの選定基準や体験談は編集部の見解に基づきます。

この記事を読むと何ができるようになるか

  • 前回記事で理解した「データベースの考え方」を、自分の趣味の悩み(コレクション整理)に実際に当てはめられるようになります
  • 無料で使えるNotionのデータベース機能を使って、テーブル設計から実際の入力までを体験できます
  • 自分が管理したいもの(本・レコード・カードなど何でも)に応用できる、そのまま使えるプロンプト例が3つ手に入ります

前回の記事「データベースって結局何?AIにテーブル設計を手伝ってもらいながら非エンジニアが理解してみた」では、データベースの「考え方」を理解しました。今回はその実践編として、筆者が実際に趣味で集めているレコードのコレクションを題材に、AIと一緒にテーブル設計をして、実際にデータを入力するところまでを体験談として紹介します。

前回のおさらい: データベースの考え方

前回理解したポイントを簡単に振り返ります。

  • データベースは「情報を整理し、重複を減らして関連づける考え方」
  • テーブルは表計算の「シート」、カラムは「列の見出し」、レコード(行)は「1行分のデータ」に対応する
  • まずは1つのシンプルなテーブルから始めて、必要になったら発展させればよい

この考え方を、実際の題材に当てはめていきます。

今回のお題: レコードコレクションを整理したい

筆者は趣味でアナログレコードを集めていますが、枚数が増えるにつれて「これ、もう持っていたかな?」と同じ盤を買いそうになったり、貸したまま忘れてしまったりすることが増えていました。そこで、前回学んだデータベースの考え方を活かして、AIに相談しながら整理してみることにしました。

そもそもの疑問: 何のテーブルから始めればいいの?

自分: レコードのコレクションを整理したいのですが、何のテーブルから作ればいいですか?

AI: まずは「レコード一覧」という1つのテーブルから始めるのがおすすめです。列(カラム)の候補としては、次のようなものが考えられます。

  • タイトル(アルバム名)
  • アーティスト名
  • 購入日
  • 購入場所(店名やサイト名)
  • 状態(コンディション)
  • ジャンル

最初からすべての項目を用意する必要はありません。まずは「これがあれば重複購入を防げる」という項目に絞って始めるとよいでしょう。

「重複購入を防ぐ」という目的に立ち返ると、最低限「タイトル」「アーティスト名」「購入日」があれば十分そうだと気づきました。

テーブル設計を一緒に考えてもらう

もう少し具体的に、自分の目的(重複防止・貸し借りの管理)を伝えて設計を相談してみました。

自分: 私がレコード管理で困っているのは、「同じ盤を買いそうになる」ことと「誰かに貸したまま忘れる」ことです。この2つの悩みを解決できるテーブル設計を提案してください。

AI: その2つの悩みであれば、次のような列を追加すると解決に近づきます。

  • 「貸出中かどうか」の列(はい/いいえ、または貸出先の名前)
  • 「購入日」に加えて「入手経路」(新品/中古/譲り受け等)の列

重複購入の防止には、「タイトル」と「アーティスト名」の組み合わせで検索・並び替えができれば十分役立ちます。無理に複雑にせず、この程度の列数から始めることをおすすめします。

この提案を受けて、最終的に「タイトル」「アーティスト名」「購入日」「入手経路」「貸出状況」の5列で始めることに決めました。

列(カラム)名 内容の例
タイトル アルバム名
アーティスト名 演奏者・バンド名
購入日 2026-05-12 のような日付
入手経路 新品/中古/譲り受け
貸出状況 手元にある/◯◯さんに貸出中

💡 ポイント: 最初から完璧な項目を用意しようとせず、「自分が今困っていること」から逆算して必要な列だけを決めると、実際に続けやすいテーブルになります。

実際にNotionのデータベースに入力してみる

設計ができたところで、実際に無料で使えるNotionのデータベース機能を使って入力してみました。

  1. Notion公式サイトにアクセスし、無料アカウントで登録する
  2. 新しいページを作成し、「データベース」を選んで空のテーブルを作る
  3. 上記で決めた5つの列(タイトル/アーティスト名/購入日/入手経路/貸出状況)を追加する
  4. 手元にあるレコードの中から、まずは5〜10枚だけ試しに入力してみる
  5. 「アーティスト名」で並び替えたり、絞り込み(フィルター)を使って特定のアーティストの盤だけを表示したりしてみる

実際にやってみると、5〜10枚程度の入力でも、「並び替え」「絞り込み」の機能だけで、頭の中だけで管理していたときよりもずっと見通しがよくなることを実感しました。

⚠️ 注意: 手元にある全てのコレクションを一気に入力しようとすると、途中で挫折しがちです。まずは少数だけ試しに入力し、使い勝手を確認してから残りを入力する進め方をおすすめします。

慣れてきたら: 複数テーブルに分ける発展形

前回記事では「リレーション(別々のテーブルを関連づける関係)」という考え方にも触れました。慣れてきたら、次のような発展も考えられます。

自分: 「レコード一覧」テーブルが育ってきたら、次にどんな発展ができますか?

AI: よくある発展の1つは、「アーティスト一覧」という別のテーブルを作り、アーティストの詳細情報(活動時期、ジャンル、好きな理由のメモなど)をそちらにまとめて、「レコード一覧」とリレーション(関連づけ)する方法です。こうすると、同じアーティストの情報を何度も入力し直す手間が省けます。

ただし、この発展は「レコード一覧」だけである程度運用してみて、必要性を感じてから取り組むので十分です。最初から複数テーブルに分けようとすると、かえって挫折の原因になります。

まずはここから: 最初の一歩

  1. まずNotion公式サイトにアクセスし、無料アカウントで登録する
  2. 新しいページで「データベース」を選び、空のテーブルを1つ作る
  3. 自分が管理したいもの(本・レコード・カードなど)を1つ選び、下記のプロンプト例を使ってAIに列(カラム)の候補を提案してもらう
  4. 提案された列の中から3〜5個に絞り、手元にあるものを5〜10件だけ試しに入力してみる

自分のコレクションに応用するためのプロンプト例(3つ)

プロンプト例(自分のコレクション向けにテーブル設計をしてもらう場合):

私は[集めているもの、例: 蔵書/トレーディングカード/フィギュア]を
集めています。管理する上で困っていることは
[困りごと、例: 同じものを買いそうになる]です。

この困りごとを解決できるテーブル設計(列の候補)を、
シンプルな1つのテーブルから始める前提で提案してください。

プロンプト例(入力しやすいテンプレート文言を考えてもらう場合):

[集めているものの種類]を管理するテーブルの、
各列に入力する内容のルール(表記の揺れを防ぐためのルール)を
考えてください。
・列: [列名を書く]
・重視したいこと: あとで並び替え・絞り込みがしやすいこと

プロンプト例(発展的な使い方を相談する場合):

[ツール名、例: Notion]のデータベース機能で、
[集めているものの種類]の一覧を管理しています。
現在の列: [列名を書く]

このテーブルが育ってきたときに考えられる発展的な使い方
(絞り込み、並び替え、別テーブルとの関連づけなど)を
教えてください。

💡 ポイント: 「困りごと」を先にAIに伝えることで、汎用的な設計案ではなく、自分の悩みに直結した項目だけを提案してもらいやすくなります。

使用例: トレーディングカードを集める会社員・大久保さんのケース

趣味でトレーディングカードを集めている会社員の大久保さんの例です。大久保さんは、同じカードを重複して購入してしまうことが何度かあり、困っていました。

  1. まず「自分のコレクション向けにテーブル設計をしてもらう」プロンプトを使い、「カード名」「作品名(シリーズ)」「状態(コンディション)」「入手日」という4列のテーブル案を提案してもらいました
  2. 提案された設計をもとに、無料のNotionにデータベースを作成し、まずは手元にある20枚程度を試しに入力しました
  3. 「入力しやすいテンプレート文言を考えてもらう」プロンプトを使い、「状態」の表記を「新品/美品/傷あり」の3種類に統一するルールを決めました
  4. 入力したデータを「作品名」で絞り込むことで、購入前にスマートフォンからすぐ確認できるようになりました

大久保さんいわく、「重複購入がゼロになったとまでは言えないが、購入前に確認する習慣がついたことで、以前より重複が減った感覚がある」とのことでした(これは大久保さんの体感であり、当社が効果を計測した数値ではありません)。

Before/After: コレクション管理の変化

項目 データベース化する前 データベース化した後
重複購入の不安 記憶やメモ帳頼りで、確信が持てなかった 購入前にスマートフォンで検索・確認できる
貸し借りの管理 誰に貸したか忘れがちだった 「貸出状況」の列で一目で確認できる
情報の増やし方 まとめて整理しようとして挫折しがちだった 少しずつ入力し、必要に応じて発展させられる

※上記は一般的に想定される変化の整理であり、当社が数値として計測したものではありません。

気をつけたいこと

  • 無料ツールにデータを入力する場合、そのサービスが終了・仕様変更した際のリスクも考えておくとよいでしょう。定期的にデータをエクスポート(書き出し)しておくと安心です
  • コレクションの中に他人から借りているもの・預かっているものが混ざる場合は、所有者を明確に区別できる列を用意しておくとトラブルを避けやすくなります

⚠️ 注意: 高価な収集品(骨董品・貴金属を含むコレクション等)を管理する場合、データベースでの一覧管理はあくまで「整理の道具」であり、保険や鑑定といった別の管理は別途検討することをおすすめします。

よくある質問

Q. Notion以外のツールでも同じことができますか? 考え方自体はツールに依存しません。表計算ソフトでも、列の分け方を工夫すれば近いことができます。まずは自分が使い慣れたツールで試してみるのもよい方法です。

Q. 何百件もあるコレクションを一気に入力するのは大変そうです。 一気に入力する必要はありません。よく使う・よく確認する一部から始め、少しずつ増やしていく進め方をおすすめします。

Q. 次は何をすればいいですか? テーブルで情報を整理する感覚がつかめたら、次はその情報を使って簡単なアプリのようなものを作ってみる、というステップに進めます。「ノーコード×AIで簡単なWebアプリを作ってみた(データベース連携まで)」もあわせてご覧ください。

まとめ

データベースの「考え方」を理解したあとに、自分の趣味の悩み(コレクション整理)という具体的な題材に当てはめてみると、専門書を読むよりもずっと実感を持って理解が深まります。最初から完璧な設計を目指さず、「自分が今困っていること」を解決できる最小限の列から始めることがポイントです。慣れてきたら、絞り込み・並び替え・複数テーブルへの発展といった応用も少しずつ試してみてください。

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編集部の実体験メモ

当社は開発の中でデータベースを扱う場面がありますが、本記事の著者はプログラミングの専門教育を受けたエンジニアではありません。前回記事でデータベースの『考え方』を理解したうえで、実際に自分の趣味のコレクションを題材に、AIと一緒にテーブル設計から入力までを試した過程をそのまま記事にしています。